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Myanmar

●マンダレー地域、バガン

2017. 6. 25 - 6. 30 
 鳥取大学乾燥地研究センター共同研究・特定研究『ミャンマー中央乾燥地における複数生業による生計向上のための村落開発についての研究』フィールド調査のため、ミャンマー、マンダレー地域、バガンに行ってきました。現地での調査が3日ということもあり、駆け足でしたが非常に有意義な時間をすごせました。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 バガンにはヤンゴンから国内線を利用して移動しました。

 これらは飛行機から撮ったヤンゴン周辺の農村地帯の写真です。水田が広がっているのが見てとれます。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 これらはバガン周辺の農村地帯の写真です。先のヤンゴン周辺の写真とは異なり畑地が広がっているのが見てとれます。それは、この地域が中央乾燥地に位置し、平均年降水量が約630mmと少ないからです。右の写真の水域はエーヤーワディ河です。

図 ニャウンウーの平均月降水量

 また、雨季も前雨季と後雨季の2つに分かれるバイモダルであり、前雨季と後雨季の間に生じるドライスペル(7月)をどう乗り切るかが農業をする上で重要な課題になっています。

©Hidetoshi MIYAZAKI

 バガン周辺農村地帯では、リョクトウやキマメなどのマメ類、ゴマやラッカセイなどの油糧作物が天水畑地で栽培されています。お話を伺った農民の畑ではゴマ(右半分)と晩生品種のラッカセイ(左半分)が栽培されていました。今後、後雨季の始まりを待って早生品種のラッカセイやその他のマメ類を栽培するそうです。

©Hidetoshi MIYAZAKI

 トラクターの導入もおこなわれているようですが、耕起にはウシが利用されているところが多いようです。ウシ以外にもヤギ、ブタ、ニワトリ、アヒルなどが飼養されています。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 滞在中は主に農村を訪ね、グループミィーティングをおこなうことで、現状の把握をおこないました。なかなか理解できないときには、図解で示してもらったりしながら、多岐にわたる話を伺ってきました。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 食事は中華、タイ料理、インド料理に近かったです。真ん中の写真の一番上のボールに入っているものはインド、タミル・ナードゥのサンバルによく似ていました。また、一番手前の右のお皿の料理はクウシンサイ炒めでした。驚いたのは、一番右の写真のスイーツでほとんど日本の餡餅(上)とかりんとう(下)のような味でした。家庭料理に近ければ近いほどおいしかったです。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 市場では野菜、魚介類、肉類に加え、

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 化粧品として使用される「タナカ」の木などの日用品も販売されていました。「タナカ」の木は磨り潰して顔や腕に塗ります。日焼け止めとしての効果に加え、ファッション的な意味合いもあるように思われます。

©Hidetoshi MIYAZAKI

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 現地NPOのNature Loversの活動サイトを訪れ、Aung Dinさんから植林事業についてのお話を伺いました。

鳥取大学乾燥地研究センターにて

受入教員の鳥取大学乾燥地研究センターの安田裕さん(左)、研究代表者の総合地球環境学研究所の石山俊さん(右)と
研究内容のすり合わせおよび第一回調査日程調整

2017. 4. 1.
鳥取大学乾燥地研究センター共同研究・特定研究『ミャンマー中央乾燥地における複数生業による生計向上のための村落開発についての研究(研究代表者:石山俊)』が採択されました。研究分担者として参加します。

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